バイクで遠くまで出かけるツーリングは、楽しい反面思いがけないトラブルにあうこともしばしばです。ツーリングを快適に楽しむためには出発前に装備をしっかり整えることが重要です。今回はツーリング前に揃えたい装備や車体のチェックポイントをご紹介します。

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ツーリングの出発前に揃えたい装備

ツーリング前にぜひ揃えておきたい5つの装備品をご紹介します。

ツーリング用の服装・装備品

ツーリングに行く際は、怪我を防いだり快適に走ったりするためにバイクの運転に適した服装を揃えるようにしましょう。

長袖・長ズボン

バイクに乗る際の服装の大前提は、肌をなるべく露出しないように長袖・長ズボンであること。衣類によって肌がおおわれていることで、日焼けや怪我の被害を抑えられます。

ヘルメット・プロテクター

バイクは車と違い、身体がむき出しの状態です。そのため、万が一事故に巻き込まれたり、転倒したりした際に身体を守るプロテクターは欠かせません。しかし、ヘルメットの着用は法律で定められているので必ず着用するものの、プロテクターは着けなくても法律上問題はないため、着けないという人は意外と多くいるのです。

 

バイク事故による損傷部位は、胸部が約27%、腹部が約8%と全体の中でも多くの割合を占めており、胸部・腹部にかけての損傷が原因での死傷事故は全体の約35%にも上ります。そのため、ヘルメットはもちろん、プロテクターもしっかりと揃えておきましょう。

暑さ・寒さ・雨対策用品

ツーリングでは山や海など、街中とは気温が大きく異なる場所へ行くことも少なくありません。山間部の場合、急に天候が変わることもあります。バイクは外気温や天候の影響をもろに受けてしまうので、急な気温の変化や雨にも対応できるように、夏は冷感グッズ、冬や山間部に行く場合は防寒具や雨具も用意しておきましょう。

ツーリングボックス・シートバッグ・ネット

遠出をする際、荷物をバイクに載せるのに便利なのがツーリングボックスやネットです。リュックやショルダーバッグに入れれば良い人もいますが、荷物をずっと背負っている状態では身体に負担がかかります。また、荷物が多いとかさばって運転に支障をきたすこともあります。荷物はツーリングボックスやシートバッグに入れて持ち運ぶのがおすすめです。また、行き先でお土産を買うなどして荷物が増えた場合に備えて、ネットも準備しておくと良いでしょう。

車載工具

整備したばかりのバイクでも、ツーリング先で故障や不具合といったトラブルが起きないとは限りません。万が一の場合に備えて、応急処置ができるように最低限の工具は持っていくようにしましょう。

ツーリング出発前は車体装備のチェックも大切

ツーリング前は装備品の準備をするだけではなく、車体装備の状態を確認することも重要です。ツーリング前にチェックするべき3つのポイントを見てみましょう。

タイヤの状態・空気圧

長距離を走行するツーリングでは、思った以上にタイヤが消耗します。また、近場に出かけるよりも必要な荷物は多く積載重も増えるので、タイヤの状態をしっかりと確認して空気圧は普段よりも高めにしておきましょう。

オイル交換

エンジンオイルを交換しないまま走行を続けると、エンジン内部の摩耗が激しくなり、損傷の原因となります。エンジンの損傷は多額の修理費用と手間がかかるので、エンジンの摩耗はなるべく避けたいところ。手遅れにならないように、長距離を走るツーリング前にはオイルを交換してエンジンにダメージを与えないようにしておきましょう。

消耗品の寿命確認・交換

ブレーキパッドやプラグなどの消耗品も、出発前に寿命を確認して修理や交換などの対処をしておきましょう。プラグなど軽い部品はあまり消耗していなくても、万が一の故障に備えて予備を持っていくことをおすすめします。

出発前に装備を揃えて快適なツーリングを楽しもう

長距離を走行して普段とは違う環境に出かけることもあるツーリングでは、思わぬトラブルに遭遇する可能性も少なくありません。いざという時に困らないように、出発前にはあらゆる事態を想定してできる限りの装備を揃えるようにしましょう。