ツーリングをするなら知っておきたいのが服装や装備の重要性。気候に合わせた服装にすることで、走行中の快適度がかなり変わります。これまで寒い冬は走ろうと思わなかった方も服装を変えるだけでツーリングを楽しめるようになるかもしれません。この記事ではツーリングにぴったりなおすすめの服装や選び方のポイントを紹介します。

この記事を読むための時間：3分

ツーリングに最適な服装選び3つのポイント

前提として、長時間のツーリングの際には街乗りのときよりも機能性や安全面を考えた服装を選ぶようにしましょう。ここではツーリングにおすすめする服装の選び方のポイントを3つお伝えします。

万が一の事故に備えた服装であること

ツーリング用の服装選びで最も重要なことが「肌を露出させない」ということ。なぜならバイクは生身で乗るため、事故で転倒した場合にコンクリートの上に投げ出されたり、ガードレールに叩きつけられたりするからです。このときもし肌や関節を露出していたら大怪我をする可能性が高くなってしまうのです。

関節・重要部位をプロテクターで守ること

ツーリング時は、肌だけでなく肩・肘・膝などの関節を守るプロテクターも必要不可欠。プロテクターは単体でも購入できますが、ジャケットにプロテクターが付属しているタイプもあるので、装着が手間という方にはそちらをおすすめします。万が一に備えてきちんと防御をしておきましょう。

安全性重視ならバイク用品メーカーから選ぶこと

機能面で失敗しないためには、バイク用品メーカーの中から選ぶことをおすすめします。特にジャケットやグローブはバイク乗り用に考えられた工夫がされているため使いやすく、結果的に長く愛用できるものが多いものです。反対に聞いたことのないような会社の安いものを通販で購入するのはおすすめしません。

季節に合った服装と素材の選び方

ツーリング用の服装は、気候に合わせて夏用・冬用の2パターン用意しておくとより快適に走行することができます。それぞれの気候に適した素材や選び方を紹介します。

夏用の服装

夏は肌を露出せずに暑さ対策できるように、ウェアは通気性の良いメッシュ素材や触るとひんやりする冷感素材のものを選ぶといいでしょう。また夏の服装は色選びも大事です。熱を吸収しやすい黒は避けて、ホワイトやベージュなどの明るい色にするといった工夫ができます。

 

この他にも、夏に悩むのがヘルメットではないでしょうか。夏場のフルフェイスを少しでも快適にするためには、熱や湿気を逃がす通気性の高いものや冷却効果のあるタイプのインナーキャップを使用すると良いでしょう。水分を含ませることで冷却効果が生まれ、蒸れやすいヘルメット内を涼しく保つことができます。

冬用の服装

冬の服装は、しっかりとした防寒対策を考えなくてはなりません。なぜなら走行中の体感温度は外気温よりもかなり低く感じられるためで、具体的には時速10km上がるごとに-1℃と言われています。そんな中で防寒を怠ると、指先が麻痺して操作できなくなったり体が震えてしまったりなど死活問題になってしまうのです。

 

まずは、保温性、防風性、透湿性に優れたインナーを揃えましょう。特にこだわりたいのは防風性。風を通してしまっては何枚重ねても無意味となってしまいます。ジャケットもとにかく風を通さないものを選びましょう。最近では、電熱タイプのものも人気です。パンツは、インナーと防寒オーバーパンツの2枚履きがおすすめです。

 

これに加えて、防寒性に優れたグローブにネックウォーマーなどの小物で隙間もきちんとカバーし、風が一切入ってこない状態にすると完璧です。これだけ揃えれば体感温度がかなり変わり、寒い冬でも怖くないでしょう。

最適な服装でツーリングを楽しもう

気候に合った服装を選ぶことによって、快適なツーリングライフを送ることができます。ツーリングを全力で楽しむためにも、服装は万が一のことを考えて安全性が第一、次いで機能性、最後に見た目の順に考えるようにしましょう。特に冬は死活問題になりますので、機能性重視にしたいですね。いずれも一般的なアパレルショップよりもバイク用品メーカーの中から選ぶと失敗しにくくなります。