ツーリングでなるべく避けたいトラブル。トラブルが起こるとせっかくの最高な気分が台無しになってしまいますよね。トラブルが起きた時、なるべく落ち着いて素早く対処するためにも、「ツーリング中に主にどんなトラブルが起こるのか？」とあらかじめ知識をつけておくことは大切なことです。この記事では、ツーリング中に起こる代表的なトラブル事例とその対策を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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ツーリングでよくあるトラブル事例と対処法

ツーリングで起こるトラブルは、自分で対処できそうなものからロードサービスを呼ぶ必要があるものまでさまざま。ここでは代表的なトラブル事例とそれぞれの対処法を見ていきましょう。

バッテリー上がり

JAFロードサービスの呼び出し理由で最も多いのがバッテリー上がり。バッテリー上がりとは、バッテリーが電気不足になりエンジンがかからなくなってしまった状態のことを指します。対処法としては、一度自分でキックスタートや押し掛けを試してみて、それでもダメならロードサービスを呼ぶかバイクショップでバッテリーを充電というのが基本です。

 

＜バッテリー上がり対処法＞

• キックスタートや押し掛けを試す
• JAFやロードサービスを呼ぶ
• バイクショップでバッテリーを充電
• モバイルバッテリーで充電
• バッテリーを自分で交換

 

一方で、ベテランライダーの中にはモバイルバッテリーを準備している方も。ジャンプ機能がついたモバイルバッテリーはバイクにつないでエンジンをスタートさせることができるので重宝されています。

 

ただし、これらの方法はあくまでも応急処置。バッテリーの寿命を縮めてしまいますので早いうちにバイクショップへ行きバッテリーを新品に交換するようにしましょう。また、バッテリーを上がらせないためにも定期的なメンテナンスも必要です。

タイヤのパンク

ツーリング中に尖っているものを踏んでパンクしてしまった、というケースがよくあります。パンクの対処方法としては、ロードサービスを呼ぶのが一般的です。

 

しかし、ベテランライダーの中には自分で修理できるように、修理剤や修理キットを常備しておく人も多い傾向にあります。やり方さえ覚えてしまえば、チューブタイプの場合は「瞬間パンク修理材」、チューブレスタイヤの場合は市販の修理キットがあれば簡単に応急処置ができます。

ガス欠

初心者に多いトラブルとしては、ガソリンがなくなってしまういわゆるガス欠も多く見受けられます。ガソリンタンク容量が小さいバイクの場合、ギリギリまで待っているとタイミングを逃してしまうのです。対策としてはまだ大丈夫と思わず、早め早めの給油を心がけると良いでしょう。

 

もし、ガス欠になってしまった場合には、誰かにガソリンを買ってきてもらうか、ガソリンスタンドまでバイクを手押しで持っていきます。難しい場合にはロードサービスに連絡しましょう。

ウインカー切れ

ヘッドライトやウインカーのトラブルもよくあるトラブル。ライトが故障した状態ですと、他のドライバーにも迷惑がかかりますし、整備不良車として取締の対象になってしまいます。もしウインカーが故障した状態で走行する場合には「手信号」で対応しましょう。手信号の方法は次の通りです。

 

• 左折は左腕を真横に水平に伸ばす
• 右折は左腕の肘を曲げて垂直に立てる

 

その他の車体トラブル事例

その他の車体トラブルとしては、ブレーキやクラッチの欠損が挙げられます。転倒した場合はもちろん、立ちゴケでも簡単にレバーは折れてしまいます。根本からポキっと折れてしまった場合には走行不能ですので、ロードサービスを呼びましょう。オーバーヒートやオイル漏れなど深刻な故障の場合も同様にロードサービスを呼んで対処するようにしましょう。

こんなことも？人的ミスによるトラブル

ツーリング中に起こりうるトラブルの中には、人が原因のトラブルもあります。具体的なケースとしては、次の通りです。これらも実際にあると知っていると、対策や心の準備ができますよね。

 

• キー閉じ込み、紛失
• 荷物の落下
• バイクやヘルメットの盗難・いたずら

 

中でも荷物ケースの中にキーを閉じ込めてしまうキー閉じ込みやキーの紛失は、注意しておけば防げるうっかりミス。そういうこともあると頭の片隅に置いておきましょう。対策としてはスペアキーを他の場所に忍ばせておくことが有効です。また近年、盗難やいたずらなどの被害にあっているバイカーの方が多くいます。もし被害にあったら、警察へ通報するようにしましょう。

トラブル事例を知ってツーリングに備えよう

トラブルには遭遇しないのが一番ですが、いくら準備していても避けられないものもあります。万が一に備えて対処法を学んでおきましょう。加えて、ツーリング中のほとんどのトラブルはロードサービスを呼べば解決できるので、初心者ほどロードサービスに加入しておくことをおすすめします。