• 自分のバイクをもっとかっこよく見せたい
• クラシカルな雰囲気を演出したい

 

このような希望が頭に浮かんだ時、最初に対応策として浮かぶのが「タイヤホイールの交換」ではないでしょうか？バイクの外観をイメージチェンジするのに最も効果的な方法であるといっても過言ではないでしょう。その一方で、バイクホイールはタイヤとペアでバイクの操縦性や安全性を左右する、重要なパーツであるといった一面も兼ね備えています。特にホイールを軽量化したバイクとそうでないバイクとの乗り心地は、まるで別物です。

 

今回はバイクホイールを軽量化することによるメリットについて解説していきますので、ファッション性だけでなく、性能面においてもどのような特徴があるのか、この記事を読んで理解してください！

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バイク用ホイールを軽量化するメリットとは？

バイクホイールを軽量化することにより、いろいろな面においてメリットが生まれます。それはどのようなものなのか、具体的に解説していきます。

運動性能が上がる

ホイールを軽量化することによりバネ下が軽量化されるので、バイクの運動性能が向上します。具体的に言うと、ホイールが軽くなることで慣性モーメント（物体における回転のし辛さ）が軽減し、加速と減速がしやすくなります。

操縦しやすくなる

バイクはスピードが増すごとにジャイロ効果が高まります。ジャイロ効果とは物体が自動運転する際に姿勢を維持しようとする力のことです。つまり、ジャイロ効果が高い程バイクはコーナリングが難しくなり、曲がる方向へ体重移動させるのは、バイクが走行中のジャイロ効果によってまっすぐ進もうとする力に対抗するためです。

 

走行時のジャイロ効果はタイヤホイールを軽量化することで軽減することが可能となり、これにより操縦性能を向上させることができます。

燃費が良くなる

ホイールを軽量化することにより、バイクは少ないトルクで加速率を高めることができます。トルク数が少なく済めば、その分燃費が良くなります。

デメリットはある？

タイヤホイールを軽量化することには多くのメリットがありますが、実際デメリットもあります。それはどのようなものなのかについて解説していきます。

安定性が悪くなる

純正のホイールは社外ホイールより重い場合が多く、ジャイロ効果によってコーナリングが重いなどの欠点がある反面、直進運転時の安定性は高いです。逆にタイヤホイールを軽量化するとジャイロ効果が軽減し、コーナリングが軽くなる一方で、直進運転時の安定性が若干低減します。

乗り心地が悪くなる

ホイールを軽くするとサスペンションの反応が向上し、路面のちょっとした凸凹をも拾うようになります。従って道路のコンディションがドライバーに直接伝わるようになり、乗り心地が悪くなります。

交換費用が高い

社外ホイールは主にアルミやマグネシウム、カーボンなどの素材を使用しています。これらを使用したホイールは価格が高く、特にマグネシウム製やカーボン製のホイールはかなりの軽量化が期待できる一方、高いものだと500,000円～800,000円以上するなど、かなり高額な交換費用を要します。

軽量化におすすめのホイールは？

軽量化重視でホイールを選ぶなら、やはりマグネシウムやカーボンを使用したホイールがおすすめです。運転性能が増し、コーナリングも楽に感じます。しかし、マグネシウムホイールは強度が低く、衝撃に弱いといったデメリットがあり、カーボンホイールは強度があるものの一度変形すると修復が利かない、といった欠点があります。

 

その点アルミホイールは強度も高く、加工もしやすいといったメリットもあるので、まずは何を優先するかを自分の中で決めておくことをおすすめします。

まとめ

バイクのタイヤホイールを軽量化することで、加速や減速などの運転性能が増す、コーナリングが軽くなるなどのメリットがある傍ら、サスペンションの感触がそのままシートに伝わるようになり、乗り心地が悪くなる、直線走行時の安定性が低減するなどといったデメリットも発生します。

 

まずはメリットとデメリットをしっかり理解し、自分が何のためにホイールを交換するのか、その目的を明確にすることで、満足のいくホイール交換ができるでしょう。