バイクは乗ることも楽しいですが、自分好みにカスタマイズすることも醍醐味の1つ。多くのパーツから成り立っているバイクにおいて、まずこだわりたいのがタイヤではないでしょうか。タイヤを違うものに交換しただけで運転性能や走行の質が劇的に変わります。しかし、タイヤにも様々な種類があるため、自分好みのものを探し出すのは一苦労です。

 

• 今以上にシャープな走りができるタイヤを探したい
• 今持っているバイクの乗り心地をもっとよくしたい

 

こういった方々に向けて、今回はバイクタイヤの選び方や、選ぶ際のポイントについて解説していきます！

この記事を読むための時間：3分

まずは目的を明確にしよう

タイヤを選ぶ際は交換する目的を明確にしておきましょう。バイクタイヤは様々な種類があり、それぞれに際立った特色があります。

 

• コーナーで最も攻めた走りがしたい
• 長距離を走るので、もっと乗り心地をよくしたい
• 自分のバイクをもっとおしゃれにしたい

 

など、自分のバイクをどう改良したいのか、ここをはっきりさせてこそ初めてタイヤを選ぶことができます。まずはタイヤを変える最大の理由は何なのかを自分の中で1つ選びましょう。

バイクタイヤの選ぶ前の下調べ

バイクタイヤを選ぶ際に必要な情報として

 

• 純正タイヤのサイズ
• ホイールのサイズ
• チューブの有無

 

これら3つが挙げられます。どのようにして下調べすれば良いのか詳しく解説していきます。

純正タイヤのサイズを把握する

新たなタイヤを選ぶ前に、今はめている純正タイヤのサイズを理解しておきましょう。選ぶ際の重要な情報になります。タイヤのサイズは

 

• タイヤ幅
• 扁平率
• リム径

 

これら3つで構成されています。通常タイヤの側面に表示されているので、まずはメモしておきましょう。

ホイールのサイズを計っておく

タイヤを選ぶ際はホイールのサイズも計っておかなければなりません。ホイールのサイズは

 

• リム幅
• インチ（直径）

 

これら２つで構成されています。ホイールサイズはほとんどの場合フロントかリアのどちらかに記載されているので、見つけたら書き留めておきましょう。

チューブの有無を確認

バイクタイヤには

 

• チューブタイヤ
• チューブレスタイヤ

 

この2種類があります。オフロードタイプやクラシックタイプのバイクにはチューブタイヤが、スポーツタイプのバイクにはチューブレスが使用されていることが多いです。自分のバイクがどちらのタイプのタイヤをはめているのか、ホイールの形状はどうかなどを事前に確認しておきましょう。

タイヤを選ぶ際に理解しておきたいこと

では、タイヤを選ぶ際に必要な知識について、解説していきます。

タイヤ幅による性能の違い

タイヤを選ぶ際にまず理解しておきたいのが、タイヤ幅による性能の違いです。幅の細いタイヤは加速が良くなり、スピードもかなり出るようになりますが、グリップ力が低下します。逆に幅が広いタイヤは安定性が増すため、長距離を走る人には向いているかもしれません。

扁平率の違いによる乗り心地への影響

扁平率とはタイヤの幅に対しての高さを表した数値です。扁平率が高いほど車高が高くなり、扁平率が低いほど車高は低くなります。

タイヤ溝の違いによるグリップ力

タイヤの溝と一言で言っても実に様々な形状をしたものがあるので、選ぶ際には注目すべき項目です。溝が多いとタイヤに付着する水を良く排出してくれるので、悪路を走る際や雨に濡れた道路を走る時には安定性が増します。逆にスポーツタイプのバイクに多く見られるような溝の少ないバイクタイヤは雨の日に弱いものの、乾いた道路を運転する際にはグリップ力が高く、加速も良くなります。

断面の違いによる走りの差

タイヤの断面には尖っているものと丸いものの2種類があります。断面が尖ったタイヤをダブルR、丸いものをシングルRと呼びます。ダブルRはコーナーなどでバイクを倒した際のグリップ力が高く、シングルRは真っすぐな道を走る際に安定感のある、自然な乗り心地を味わえます。

ラジアルとバイアスの違いによる操縦性や安定性

タイヤにはラジアルタイヤとバイアスタイヤがあります。ラジアルタイヤは操縦性や安定性、耐摩耗性に優れた優秀なタイヤですが、値段が高額なのが難点です。バイアスタイヤは低速や悪路での乗り心地が良く、値段も比較的安く設定されていることが多いです。

まとめ

タイヤを選ぶ際にはなぜ変える必要があるのか、その目的を明確にしておくとスムーズに事が運びます。自分にふさわしいタイヤはどれなのか、必要な情報や知識をしっかり身に付けておくことも大切です。しっくりくるタイヤを見つけた時は、バイクの操縦が楽しくてたまらなくなるでしょう。愛車との関係をより良好なものにするためにも、いいタイヤを選んでくださいね。