セパハンのバイクは疲れる?疲れにくくなる3つのポイント
見た目がスタイリッシュでカッコ良くなるため、バイク好きの間でも人気の高いセパハンですが、「疲れやすい」というデメリットを持っています。このような理由から、セパハンに交換するカスタムになかなか踏み出せないでいる方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、セパハンのバイクが疲れる理由と疲れにくくなるポイントを3つ紹介いたします。
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目次
セパハンとは?
セパハンとは、セパレートハンドルの略語で、左右が分かれたタイプのハンドルのことを指します。バイクのハンドルには、セパハンの他に一本の棒を曲げて作るバーハンドル(バーハン)というものがあり、こちらがスタンダードタイプのハンドルとなっています。
セパハンで疲れること
セパハンは左右に分かれているため高さや角度の微調整が簡単で、空気抵抗を減らせるなどのメリットもあるのですが、「疲れやすい」というデメリットがあり、特に長距離のツーリングなどには不向きなハンドルです。
姿勢が辛い
セパハンが疲れると言われる最大の理由は、ライディングポジションにあります。セパハンが取り付けられる位置は、バーハンと比べ低い所にあるため、バイクに乗車しハンドルを掴むとどうしても前傾姿勢になってしまいます。
走行中は、基本的に体全体を腰や下半身ではなく背骨で支えるようになり、その姿勢を長時間保ち続けるのは体への負担が少なくありません。また、前方を見るために前にかがみになりながら顔をグッと上げるようになるため首や目も疲れやすくなります。
切れ角が少なく取り回しが難しい
低い位置に取り付けられているセパハンがタンクに干渉してしまい、ハンドルの切れ角が少なく扱いが難しいのもセパハンは疲れると言われる理由です。ハンドルを十分に切ることができないため、狭い駐車場でのバイクの取り回しはとても大変です。取り回しにだけ集中して自分の指や手を挟まないように気を付けてくださいね。
転倒した時に引き起こしづらい
バーハンが転倒した場合は、ハンドルが支えになり深く倒れないため比較的引き起こしやすいのですが、セパハンは短いので支えにならず車体が真横に寝そべるように倒れてしまいます。そうなると地面と車体との間が狭く、膝を入れるスペースを確保し立ち上げるのが簡単ではありません。
セパハンのバイクの疲れにくい乗り方
様々な理由から扱いにくく疲れやすいイメージのあるセパハンですが、乗り方やコツを知ることで疲れにくくなります。前傾姿勢が少しでも楽になるようハンドルの位置を高く設置できるものもあるので、悩んでいる方は今から紹介するライディングフォームと共に試してみてください。
ニーグリップをしっかりと行う
セパハンでの運転を疲れにくくする1番のコツは、「ニーグリップをしっかりと行う」ということです。つま先とかかとをバイクに寄せ、膝と太ももでタンクを押さえるニーグリップを行えば、前傾姿勢で上半身や腕にかかる負担が分散されます。その時左右の手は、余分な力を入れずハンドルに軽く添えるぐらいで十分です。
ライディングフォームを見直す「垂れ角」
垂れ角とは、車体前方から見たときにハンドルの先端がどの程度垂れているのかを指す言葉で、手や手首の疲れに影響する部分です。人間が力を抜いて自然な状態で立った時に、手のひらは内側に向いているので、ハンドルを握る際、ある程度の垂れ角があった方が楽に掴めます。
しかし、あまりにきつい垂れ角だとハンドルを掴む力が強まるため負担が多くなります。セパハンでの運転で上半身に疲れを溜めないようにするには、自然な角度でいられる自分に合った垂れ角にすることが重要です。
ライディングフォームを見直す「絞り角」
絞り角とは、車体上方から見たときにハンドルの先端がどの程度内側にすぼまっているのかを指す言葉で、ハンドルの握り方や乗車姿勢に影響を及ぼします。
絞りが浅いとハンドルが遠くなるため、脇が開き腕を伸ばすようになりさらにきつい前傾姿勢をとらなければなりません。その反対で、絞りがきついとハンドルが体に近くなり、変な形で肩に力が入り余計疲れやすくなってしまうので、自分に合った絞り角を見つけるようにしましょう。
まとめ
セパハンは疲れやすいと敬遠されがちですが、セパハンの魅力にはまり交換してみたいと考えている方は、今回紹介したコツをぜひ試してみてください。前傾姿勢をとるなどスピードを出しやすい設計にはなっていますが、一般道路を走る際はくれぐれも安全第一な運転を心がけましょう!
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