購入したノーマルに色々と手を加えて自分の趣味や世界観を投影させたオリジナルバイクを作るのが好きな方も多く見受けられます。しかし、そのような憧れだけでバイクをカスタマイズし始めると思わぬところで「こんなはずではなかった」というようなことが起こるかもしれません。そこで今回は、カスタムする前に知っておきたいバイクをカスタマイズすることで発生するメリットとデメリットを紹介いたします。

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バイクをカスタマイズする理由

「目立つバイクにしたい」「カッコ良い音にしたい」など、カスタマイズを始める前はそれぞれ思い描く理想がありますよね。しかし、はっきりとしたイメージが湧かないままカスタムを始めてしまうと、無駄なパーツを買ってしまったり全体的にゴテゴテになってしまうなど不満が残る結果になりかねません。

 

そこで、カスタマイズを始める前にバイクをカスタムすることで得られるメリットを知り、理由をはっきりさせることが重要です。

自分好みのバイクにできる

自分好みのバイクにすることで自己満足ができ楽しめるという理由から愛車をカスタマイズする人が多くいます。人間は誰でも、好きなものに囲まれていると幸せになり気分も上がります。大切にしているバイクが自分の理想の形に少しずつ近づいていくだけで毎日が楽しくなるはずです。

乗り心地が良くなる

バイクをカスタマイズすると、見た目だけでなく乗り心地まで変えることができます。軽量化はもちろん、例えばサスペンションをカスタムすると衝撃をよく吸収してより快適に走行できるだけでなく動きまでスムーズになります。

転倒時の保護ができる

見た目や乗り心地が良くても安全面で問題があったら元も子もありません。しかし、エンジンガードのようなパーツを取り付けるカスタマイズをすることで、万が一転倒した際にバイクのボディを保護できるようになります。保護パーツの種類も豊富にあるため、自分が好きなデザインを選びバイクをドレスアップすることも可能です。

バイクをカスタマイズするデメリット

バイクをカスタマイズしようと考えている方は、デメリットも把握したうえで始めると「こんなはずではなかった」という結果になるのを避けられます。ここでは、バイクをカスタムすることで起こり得る4つのデメリットを紹介します。

とにかくお金がかかる

バイクを維持するには、税金や保険以外にオイル・チェーン交換などのメンテナンス代にガソリン代と結構な費用がかさみます。そのうえでカスタマイズをするとなると、パーツを買うお金はもちろん、必要であれば工賃も上乗せされるためお金がとてもかかります。できるだけカスタム費用を抑えたい方は、中古のパーツを検討してみたり、できる範囲であれば取り付けを自分で行うのがおすすめです。

実用性を下げる可能性がある

カスタム前のノーマルは、メーカーのテストを合格して実用性と安全性がある程度認められているものです。そのノーマルを見た目重視でカスタマイズしてしまうと実用性を下げてしまいかねません。例えば、よりスポーティーですっきりとした印象にするために、バイクの後方に付いているリアフェンダーを取り外してしまうと、リアタイヤが巻き込んだ雨水が運転手に当たってしまうなどの問題が出てきます。

騒音で他人の迷惑になる場合がある

軽量化することもでき、見た目の印象もガラッと変えられるマフラーのカスタマイズはとても人気があります。しかし、安物の不認証マフラーの中には環境性能や騒音基準を無視して作られているものも多く、走行するたびにうるさい音を立ててしまうので他の人たちの迷惑になります。

知らないうちに違法改造になるケースもある

専門店に頼まず自分だけでカスタマイズを行うと知らず知らずのうちに違法改造になってしまうケースもあります。例えば、新しいパーツに変えたことで車体のサイズや重量が決められている範囲を過ぎて変更があった場合は、改造申請や構造変更の申請が必要となります。また、政府認証マフラーでないと車検に通らないなどのケースもあるのでしっかりと確認したうえでカスタマイズを行いましょう。

まとめ

カスタマイズを行うと乗りやすくなるだけでなく自分の愛車を好きなようにドレスアップできるなど良いことが沢山あります。その反対に、カスタマイズによって発生する問題があるということも覚えておきましょう。メリット・デメリットの両方を理解したうえでしっかりと準備をしてカスタムを行うならば、自分や愛車だけでなく周りにも優しいバイクライフを過ごせるはずです！