バイクで気持ちよく走っている時にいきなりパンクが起こると憂鬱になってしまいますよね。そんな時ササっと自分で新しいタイヤに交換できれば、JAFを呼ぶなどの面倒なこともせず、すぐに愛車を走らせられます。

 

一見難しそうに見えるタイヤの交換ですが、慣れてしまえば自分でも簡単にできてしまいますよ。何より自分で直すと、JAFやバイク屋で直すよりも費用が断然安くなります！そこで今回は、バイクのタイヤがパンクする原因とパンクを修理する方法をタイヤの種類ごとに解説いたします。

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バイクのタイヤがパンクする原因

タイヤのパンクは、バッテリー上がりと同様に頻繁に起こるバイクのトラブルのうちの1つです。パンクは鋭利なものが刺さったり部品の劣化によって起こりますが、パンクの原因をしっかりと知り、前もって対処しておくことで、出先での急なパンクトラブルを回避できるようになります。

タイヤに鋭利なものが刺さって起こるパンク

よくあるのが走行中に道端に落ちている釘やするどく尖った木の枝を踏んでしまい、鋭利なものがタイヤに刺さりその穴から空気が漏れて起こるパンクです。このタイプのパンクの場合、市販のパンク修理セットさえあれば、その場で刺さっているものをタイヤから抜き取り自分で簡単にパンク修理ができます。

タイヤの劣化によるパンク

劣化によってタイヤがすり減りヒビが入ると、そこから空気が抜けるためパンクが起こります。このタイプのパンクの場合、いきなり空気が無くなるのではなく、じわじわと抜けていくので普段からタイヤの空気圧点検を行うことで、出先での急なパンクを防げます。タイヤの劣化によるパンクの場合は、一部を修理しても問題は解決しないので新しいタイヤに交換するようにしましょう。

エアバルブの劣化によるパンク

タイヤに空気を補充するのに必要となるエアバルブが劣化することでひび割れが発生し、空気漏れが起こりパンクになります。新しいエアバルブに交換するには、必要工具を揃えてタイヤとホイールを外す大掛かりな修理となります。

自分でバイクのパンク修理を行う方法

バイクのタイヤには、主にチューブタイヤとチューブレスタイヤの２種類があり、その種類ごとにパンクの修理方法が違ってきます。タイヤの種類ごとにパンク修理キットも違うので、自分のバイクに合ったものを選びましょう。

チューブタイヤ

チューブタイヤは、タイヤを外して修理を行うので手間がかかります。チューブタイヤのパンクを修理するには、まず車体からホイールを外しましょう。刺さっている異物を抜き、タイヤ内に残っている空気をある程度抜くとチューブを取り出しやすくなります。

 

穴が開いた位置をサンドペーパーで磨くことで、その後に塗るゴムのりの付き具合を良くします。この時、ゴムのりは修理パッチよりも広い範囲で塗るようにしましょう。のりが乾燥したら修理パッチを貼り付け、しっかりとくっつくように押さえつけます。最後に透明のフィルムを剥がして元通りに組み立てればチューブタイヤのパンク修理の完了です。

チューブレスタイヤ

チューブレスタイヤは、パンクをしても空気が抜けにくく、タイヤを外さずにできるので初心者の方でも比較的簡単に修理できます。チューブレスタイヤの場合、車体からタイヤを取り外す必要がないので刺さっている異物を引き抜くことから修理を始めます。穴が小さいと詰め物が上手く入らないため、修理キットに入っている工具でパンクした箇所の穴を広げておきましょう。

 

詰め物を入れる前に修理キットの工具を使い穴の内側にのりを塗ります。穴に詰めるゴムヒモを工具にセットしてその上からのりを塗り、穴に真っ直ぐ突き刺して工具だけが抜けるように真っ直ぐに引き抜きます。穴から飛び出ているゴムの余分な部分をカッターやニッパーで切り、空気を入れればチューブレスタイヤのパンク修理の完了です。

まとめ

日頃のメンテナンス作業でタイヤの劣化によって起こるパンクはある程度防ぐことができますが、鋭利なものが刺さって起こるパンクにはいつどこで遭遇するのか分かりません。そのため、日頃からタイヤの種類に合ったパンク修理セットをバイクに入れて持ち運んでおくと安心です。