立ちゴケしやすい状況から学ぼう!バイクの立ちゴケを防ぐ9つの対策
立ちゴケは、バイク初心者のみならず、バイク歴が長い人でもついうっかりとした瞬間に起こります。人前でバランスを崩し倒れるのは、恥ずかしいだけでなく、怪我をしたり大切なバイクに傷をつけてしまうなど悪いことばかりです。そこで今回は、立ちゴケが起こりやすい状況を紹介したうえで、立ちゴケをどのように防ぐことができるのか、その対策を解説いたします。
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目次
バイクで立ちゴケしやすい状況
立ちゴケとは、停車時や取り回し時に車体のバランスを崩してしまうことで支えきれなくなり、バイクもろとも倒れてしまうことを言います。そのため、以下のようなバランスを崩しやすい状況では意識して立ちゴケに気を付けるようにしましょう。
Uターン
バイクに長年乗っているライダーでもよく立ちゴケを起こす場面がUターンです。バイクは慣性力によってバランスを保っているのですが、Uターンをする際はどうしても速度を落とさざるをえず、そのためバランスが崩れやすくなります。
停車時
フロントブレーキを強くかけて停車を行うと、ブレーキが効きすぎてフロントフォークが沈み、前につんのめるような形でバランスを崩してしまいます。
傾斜した道
特に山道では、片方が山側、もう片方が崖側と傾斜した道が多く見受けられます。また、一般の道路でも水はけをよくするために若干の傾斜がついています。そのような道路で、低くなっている方に足をついて停車を行うと、足をつく場所が思いのほか遠くバランスを崩してしまいがちです。
エンスト
クラッチ操作が上手くいかず、バイクの発進時や停車時にいきなりエンストを起こすと、運転している人が驚いてしまいバランスを崩すことがあります。
バイクの立ちゴケを防ぐ対策
バイクの立ちゴケは、できるだけ車体のバランスを崩さず安定した状態で走行・停車することである程度は防げるようになります。それでは、立ちゴケをしやすい状況の中で、どのようにバランスを保つのかその対策を見てみましょう。
足をついてUターンを行う
Uターンは、速度がどうしても遅くなり車体のバランスを保ちにくいため初心者以外でも簡単ではありません。そのためUターンをする時には、車体から降りて取り回しで行ったり、バイクに乗ったまま道路に足をついて行うのが賢明な判断です。
足元を確認する癖をつける
足を滑らせると、一瞬にして車体のバランスを失い倒れてしまいます。バイクを停めて降りる時はもちろん、信号待ちで道路に足をつける際にも注意が必要です。特に舗装されていない道路や砂利が敷き詰められた駐車場では、足を付ける場所をしっかりと確認することを心がけましょう。
停車時はリアブレーキを使う
停車時にフロントブレーキを雑に扱うと、前につんのめるような形でバランスを崩してしまうため、フロントブレーキは丁寧に扱うようにしましょう。また、速度があまり出ていない状態での停車時には、後ろ主体のリアブレーキの方が優れているため、リアブレーキを使った停車を習慣にするのがおすすめです。
傾斜した道では高い方に足をつく
傾斜のある道路で足をつく時は、高い方に足をつくように心がけましょう。低い方に足をつけてしまうと、傾斜によってバイクの重さが地面についた足に加わるようになりバランスを崩しやすくなります。
エンストしない
発進時や停車時にいきなりエンストしてしまい、驚くことでバランスを崩しやすくなります。このような状況で立ちゴケしないようにするには、エンストしたとしても動揺しないでハンドルをまっすぐに保つことが大切です。また、エンスト自体を起こさないよう、クラッチを丁寧に繋ぐようにしましょう。
サイドスタンドをしっかりと出す
バイクが倒れないように設置されているサイドスタンドの出し払いの操作は、バイクに乗った状態で行うのがおすすめです。バイクを停車させてからサイドスタンドを出す際には、しっかりと最後まで出ているのかを確認するようにしましょう。中途半端な状態で止まっていると、自動的にサイドスタンドが畳まれバイクが倒れてしまう可能性があります。
取り回しはバイクを自分の体で支えながら行う
特に大きめの重いバイクに乗っている方は、駐車場での取り回しの際にバランスを崩してしまうことがよくあります。取り回しは、両手でハンドルを持ち、バイクを自分の腰にあてて体で支えるようにしながら行うとバランスがとりやすくなります。
保護パーツを付ける
万が一立ちゴケをした時に、大切なバイクへのダメージを最小限に抑えるためにも保護パーツは大切です。バイクのボディやエンジンを保護するエンジンガードやサイドスライダーは、デザイン性も高く、愛車を守るだけでなく、自分好みにカスタマイズするのにも役立ちます。
立ちゴケしにくいバイクを選ぶ
立ちゴケしにくいバイクの特徴として、バランスを保ちやすい軽めのバイク、足つきを良くするシート高の低いバイク、雑にクラッチを繋いでもエンストしにくいアイドリングの回転数が高いバイクなどが挙げられます。また、バイク本体以外にも足つきを良くしたり紐がシフトレバーに引っかからないようにするために、厚底靴や靴紐のないシューズにするなどファッションから立ちゴケに気を付けることもできます。
立ちゴケした際の対処法
万が一立ちゴケをしてしまった場合は、安全のために周囲をしっかりと確認したうえでバイクを起こすようにしましょう。車が多い交差点などでは、他の車に少し待ってもらうためにも合図を送ることが大切です。タイヤが回らないようにしてから、しゃがんで膝をバイクと地面の間に入れ、立ち上がる時の足の力でバイクを支えながら起こします。安全な場所で自分の体やバイクにダメージがあるかを確認しましょう。
まとめ
立ちゴケは、バイクに乗っている人ならばほとんど誰もが経験することです。しかし、一歩間違えると自分の体や大切なバイクに傷をつけてしまうので、できれば避けて通りたいですよね。今回紹介した立ちゴケが起こりやすい状況や対策を頭で理解するだけでなく、日頃から実践しながら安全・安心のバイク生活を楽しみましょう!
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