「大切に乗っているバイクをいつまでも美しく保ちたい」バイク乗りであれば誰しもが愛車に対して思う気持ちではないでしょうか。しかし、そんな愛車を蝕んでいくのが錆やキズ。小さいものでもそのまま長期間放置しておくと、どんどん大きくなってやがて修復不可能になってしまいます。このようなことにならないためには、どういったメンテナンスを行えばよいのでしょうか？

 

そこで今回はバイクの錆を防止する、有効な方法についてお話していきます。長年連れ添ってきた愛車とこれからも末永く付き合っていきたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください！

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バイクが錆びる原因とは

そもそもバイクが錆びる原因とは何でしょうか？その原因として考えられるのがメッキの目に見えない細かな穴から入り込んだ雨水による鉄の腐食です。バイクにはもともと錆びやすい部品にメッキ加工が施されています。メッキとは銅やニッケルクロムなどによる金即製の皮膜です。これを錆びやすい鉄の部分に塗っておくことで錆は防止することが可能です。

 

しかし、メッキには細かな穴があり、そこから浸水した雨水が鉄の部分に達することで浸食が始まります。やがてそれは錆となり、放置しておくことでどんどん広がっていく、といったことになってしまいます。

錆防止にはコーティングがおすすめ

元より施されているメッキ加工だけではバイクの錆を完全に防ぐことは不可能です。では、どのようにしたら愛車を錆から守れるのか、それはコーティングを施すことで実現可能です。コーティングという、新たな塗膜をメッキの上から更に塗布することで水の侵入を防ぎ、浸食による錆の発生を阻止します。同時に汚れのこびりつきや衝撃による傷からもバイクを守ってくれるでしょう。

コーティングにはどんな種類がある？

では、コーティングにはどのような種類があるのでしょうか？代表的なものを2点、紹介していきます。

ポリマーコーティング

ポリマーコーティングは価格も安く、使用法も簡単なことから、初めて利用する方に向いているコーティングです。但し、効果の継続期間が短く、こまめに塗りなおす必要があり、手間がかかるといったデメリットがあります。

ガラスコーティング

ガラスコーティングはガラス成分を含んでおり、塗膜が固く、保護能力が高いのが特徴です。ポリマーコーティングよりもムラなく塗ることが難しく、値段も少々高めですが、一度塗ると効果の継続期間が1～2年と長く、手間がかからないといったメリットがあります。

コーティングの前準備について

コーティングを行うには前準備が必要です。どのようなことを行っておけばよいのか、具体的に解説していきます。

1．洗車する

コーティングする前は必ず洗車を行いましょう。汚れが残ったままの上からコーティングすると、その汚れを落とすことが不可能になります。洗車用の洗剤を使って、あまり擦りすぎないようにスポンジなどでしっかり泡立ててから、やさしく洗い流してください。

2．傷や錆を落としておく

すでについてしまった錆やキズに関しては、事前に落としておきましょう。傷に関しては、コンパウンドを使って軽く研磨すると、小さなものであれば充分落とせます。錆はメッキパーツ専用の錆取り剤を使って落とすことが可能です。クロスに少量取り、やさしくなでるように擦っていくと成分の働きによりきれいに落とせます。

コーティングの仕方

コーティングの仕方に関しては

 

1. コーティング剤をスポンジやクロスに獲り、塗り広げていく
2. 塗り終わったら乾燥させる

 

これだけです。難しい作業はほとんどありませんが、いかにムラなく塗り広げられるかが効果を持続させ、美しく仕上げるためのコツになります。コーティング剤は塗布後半日もあれば完全に乾きます。雨や雪などにより濡れてしまいそうな時は屋根付きのガレージなどに移動させる、このような天気を避け、晴れの日に改めて行うなどの対応を取りましょう。

まとめ

バイクにつくキズや錆は放っておくとそこに雨水が侵食し、取り返しがつかないことになってしまいます。愛車に長く乗り続けるためにもコーティング剤を使用し、継続的なメンテナンスを行いましょう。